Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

ちていせんしゃのかいじん

地底戦車の怪人

海野 十三

Lee 地底戦車の怪人 (ちていせんしゃのかいじん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 55.000 caracteres · 111 pantallas

Aozora Bunko

戦車は、半廻転したのだった。

トン、トン、トン。

妙な音が、そのとき天井の方から、聞えてきた。

「あれは、何の音!」

と、ピート一等兵は、また新たな恐怖の色をうかべた。

トン、トン、トン。

ふしぎな音は、しきりに、天井の方から聞えるのであった。

ピートの失敗

「パイ軍曹どの。自分は、もう死んだ方がましです。このうえ、心臓がどきどきしては、心臓麻痺になってしまいます」

これは、大男のピート一等兵が、からだに似合わぬ悲鳴である。

「こら、ピート一等兵。そんな弱音をはいちゃ、幽霊指揮官どのに、笑われるじゃないか」

「でも、自分はもう、このとおり、からだ中から、脂がぬけちまって、もうあと、いくらももちません」

「え、からだの脂がぬけたって」

「はい。うそじゃありません。このとおり、ズボンの下から、たらたら脂が、たれてくるのです」

「そうか。本当なら、こいつは一命にかかわるぞ。どれ、見てやろう」

と、パイ軍曹は、ピート一等兵のズボンの下をまくって、しさいに見た。

「おや、こいつは、ひどく、たれている。ふん、かわいそうだな。これじゃ、もう、助かるまい」

「軍曹どの、自分は、もういけませんか。