Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠11

中里 介山

Lee 大菩薩峠11 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 368.567 caracteres · 720 pantallas

Aozora Bunko

「さあ――天の歌のつづき、はじまり」

(駒)ソコデ海王星

(茂)ソコデ海王星

(駒)一名ヲ「ヴェニニ」ノ遊星トイウ

(茂)一名ヲ「ヴェニニ」ノ遊星トイウ

(駒)ソノ大キサハ

(茂)ソノ大キサハ

(駒)地球ノ百十一倍

(茂)地球ノ百十一倍

(駒)太陽トノ距離ガ十一億里

(茂)太陽トノ距離ガ十一億里

(駒)太陽ノ周囲ヲマワルノニ

(茂)太陽ノ周囲ヲマワルノニ

(駒)百六十四年カカル

(茂)百六十四年カカル

(駒)ソレデ終リ

(茂)ソレデ終リ

駒井は、その時、肉眼を望遠鏡から離して、今宵の観察を終るの用意にかかります。解放された茂太郎は、駒井について、この台を下りると、提灯に火を入れて先に立ち、やがて大声をあげて、こんな歌をうたいました。

ありもしない海竜に

お杉のあまっ子おどろいた

マドロスはウスノロ

ここで、また科学が、即興と、野調に逆転しようとする。

「茂君、だまって歩きなさい」

三十八

提灯を持って、先に立った清澄の茂太郎が一丁ほど進んだ時、道のまんなかに大いびきで寝ているものに、ぶっつかって、

「おや」

提灯をさしつけて見るまでもなく、それはマドロス氏です。

「マドロスさん」