Clásicos japoneses con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠2
中里 介山
Lee 大菩薩峠2 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 195.601 caracteres · 387 pantallas
どこへ隠した、早く、おれの女房のお豊を出せ!」
金蔵は、持って来た脇差を抜いて振りかぶり、大胆にも兵馬をめがけて切ってかかりましたけれど、これは問題にもなんにもなりません、すぐに刃は打ち落されて、兵馬の小腕に膝の下へ引据えられ、
「無礼にもほどがある――店の衆――誰かおらぬか」
兵馬は金蔵を組み敷いておいて、声高く店の者を呼びました。
金蔵は家族や店の者が総出でつかまえて、欺し賺しつつ引張って行きました。
父の金六は兵馬の前へ頭を下げて詫びをする。兵馬は別に深く咎めるつもりはないが、言いがかりにしても潔くない言いがかりだと思いました。
明日は宿を換えようと心に決めながら浴室へ行く、寝る前に一度、湯に入ることがきまりになっている。そこから浴室までは大分ある。
兵馬は手拭を持って長い廊下をしずしずと歩んで行く。お客が少ないから明間が多く、蒲団や夜具を抛り込んだままのもある――兵馬は足音しずかに行くと、そのうちの一間からふいに飛び出して廊下を横に切って、忍び足にかけ行くものがある。面は手拭でかくして手には何やら包みを持っています。
怪しい奴! 兵馬は直ぐに泥棒だと感づきました。