Clásicos japoneses con furigana
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いかなるほしのもとに
如何なる星の下に
高見 順
Lee 如何なる星の下に (いかなるほしのもとに) de 高見 順 (たかみじゅん) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 119.508 caracteres · 236 pantallas
美佐子の返事は曖昧で、不満足なものだった。曖昧さはうまく言えないところから来ていた。うまく言えないで苛立ち、苛立つと余計うまく言えなくなるのだったが意味はわかった。意味はわかっても、但馬の人物を知ろうとした私の想いは満足させられなかった。
こっちが真剣に生きているその生活を、はたから何か興味的な眼で覗かれては、肚が立つのも当然ではないか。約めればそういう意味だったが、それをうまく言えないことが、何か不機嫌な美佐子をいよいよ不機嫌にした。そうした美佐子と、私がお好み焼屋を出ようとすると「一緒に行こうかしら。いい?」と言ってついて来た美佐子とは、私の心のなかで、どうも一緒にならない別々のものだった。
だが、それは美佐子が言った、私と彼女の妙な因縁というのを、私が知らないからであった。そして、――(あるいは)そのため、彼女がどういう気持で私についてきたか、そしてまたどういう気持で私の猟奇趣味をズケズケと衝いたか、私にはわからないからであった。――
その因縁というのを(ほんの一部だが)間もなく私は聞くことができた。
私たちは橋を渡ったすぐ右手にある「おまさ」