Clásicos japoneses con furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Lee 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) de 小酒井 不木 (こざかいふぼく) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 152.885 caracteres · 308 pantallas
誘拐団は何のために帝都一流の女優を殺したのであろうか。何のためにわざわざ警視庁へ電話をかけて知らせ、なお俊夫君にあのようなからかいの電話をかけたのであろうか。
これらの疑問を解こうと考えにかかると、頭の中もすこぶる熱してきました。が到底それは、私にはもちろん、俊夫君にとってもまだ解けない謎に違いありません。
俊夫君は小田さんに尋ねました。
「さっき、川上糸子は毒殺されたものらしいとおっしゃいましたが、たしかに毒殺の形跡がありましたか」
「ざっと調べたばかりだから分からぬが、別に血は流れていないし、また絞殺された様子もないから、毒殺だろうと思ったのさ」
「あの名刺には、僕の名と進呈という文字の他に、名刺の持ち主の名が書いてあったようにおっしゃいましたが、それを覚えておいでになりますか」
「さあ、それがさっきから、どうも思い出せないのだ。たしかに今まで聞いたことのない名で、はじめの一字は『山』だったと思う」
「山本信義というのではありませんか」
「あッ、そうだ。きっとそうだった。君はその男を知っているのか」
「知っているどころか、実は先達て川上糸子が首飾りを盗まれたとき、僕は探偵を依頼されて、山本が持っていることを知り、山本の手から首飾りを取りかえしたのですよ。