Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

しょうねん

少年

芥川 竜之介

Lee 少年 (しょうねん) de Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 15.225 caracteres · 31 pantallas

Aozora Bunko

それから感謝の意を表するため、こう父へ話しかけた。

「さっきはよそのお師匠さん、今度は僕がお目出度なった!」

父は勿論、母や伯母も一時にどっと笑い出した。が、必ずしもその笑いは機智に富んだ彼の答を了解したためばかりでもないようである。この疑問は彼の自尊心に多少の不快を感じさせた。けれども父を笑わせたのはとにかく大手柄には違いない。かつまた家中を陽気にしたのもそれ自身甚だ愉快である。保吉はたちまち父と一しょに出来るだけ大声に笑い出した。

すると笑い声の静まった後、父はまだ微笑を浮べたまま、大きい手に保吉の頸すじをたたいた。

「お目出度なると云うことはね、死んでしまうと云うことだよ。」

あらゆる答は鋤のように問の根を断ってしまうものではない。むしろ古い問の代りに新らしい問を芽ぐませる木鋏の役にしか立たぬものである。三十年前の保吉も三十年後の保吉のように、やっと答を得たと思うと、今度はそのまた答の中に新しい問を発見した。

「死んでしまうって、どうすること?」

「死んでしまうと云うことはね、ほら、お前は蟻を殺すだろう。……」

父は気の毒にも丹念に死と云うものを説明し出した。