Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lee 怪塔王 (かいとうおう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 167.635 caracteres · 337 pantallas

Aozora Bunko

わっはっはっ、なるほどそれなら、臭いものを嗅いでも平気の平左でいられるはずだ。わっはっはっ」

「えへへへへへ」

と、青江三空曹は、すこしきまりわるそうに笑いました。

その時、怪塔王の顔がふたたび窓からあらわれました。青江機の方をじろりとにらみつけると、

「うふふふ。さあ日本の水兵め、神の名でもとなえるがいい」

4

怪塔王は、ロケットの窓から首を出し、下の青江機をにらみつけ、神の名でもとなえるがいいと、気味のわるいことを言いましたが、一体なにごとをはじめようというのでしょうか。

「おや、また怪塔王が、窓から顔をだしているぞ」

「あっ、なにか手に持っていますぞ」

小浜・青江の二勇士が、たがいに叫びあううちに、怪塔王は半身を窓からのりだすと見る間に、かくしもっていた怪しい機械をぴったりと自分の胸にあてて、身がまえました。

「あっ、あんなものを出しやぁがった。あれはなんだろう」

「さあ、ベルクマン銃に似ていますけれども、ベルクマン銃が三つ寄ったくらいこみいった武器ですね」

「そうだ、武器にちがいない。どうするつもりかしら。ともかく戦闘準備だ。ぬかるなよ」

怪塔王は、その怪しい武器を胸につけて身がまえると、その狙をロケットのうしろの方につけました。