Clásicos japoneses con furigana
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かいせいガン
怪星ガン
海野 十三
Lee 怪星ガン (かいせいガン) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 113.544 caracteres · 227 pantallas
しきりに尾部からガス噴射をしているんだが、速度計の針はじっと一所に固定してしまって、一目盛も前進しない。
「これはきみょうだ。こんなに猛烈にロケット・ガスを噴射しているのに、すこしも前進しないとはおかしい」
「外力がこのロケットにくわわっているわけでもないのに、完全に動かなくなるとはおかしい」
「しかしそれでは自然科学の法則にはんする。やっぱり外力が本艇にくわわっているのではないか」
「だってきみ、そんな外力を考えることができるかね。本艇のロケット推進力を押しかえしてゼロにするという外力が、どうしてあるだろうか。外を見たまえ。本艇の正面も尾部も異常なしだ。他のロケットで、本艇を押しもどしているようすなんかないものかね」
「ふしぎだ。わけがわからない。いったいどうしたんだろう」
司令艇の機関部員たちは、あらゆる場合を考えて、この謎を解こうとしたが、謎はさっぱり解けない。
テッド博士も、さすがにこれにはこまって、腕をこまぬいてうなるばかりだった。
(この異常現象はどういうわけで起こったか。それがわからないうちは処置なしだ)
博士は、その異常現象が、九台の救援ロケットの破壊をすくったことさえ知らなかった。