Clásicos japoneses con furigana
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てしごとのにほん
手仕事の日本
柳 宗悦
Lee 手仕事の日本 (てしごとのにほん) de 柳 宗悦 (やなぎむねよし) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 116.621 caracteres · 235 pantallas
化学は天然の藍に対しては、もっと遠慮がなければなりません。
誰も比べて見て、天然藍の方がずっと美しいのを感じます。それ故昔ながらの阿波藍を今も用いる紺屋は、忘れずに「正藍染」とか「本染」とかいう看板を掲げます。そうしてその店の染めは本当のものだということを誇ります。また買手の方も「正藍」とか「本染」とかいうことに信頼を置き、かかる品を用いることに悦びを抱きます。これは今では贅沢ということにもなりますが、本当に仕事を敬い本当の品物を愛するという心がなくなったら、世の中は軽薄なものになってしまうでありましょう。つい半世紀前までは日本の貧乏人までが、正藍染の着物を不断着にしていたことをよく顧みたいと思います。嘘もののなかった時代や、本ものが安かった時代があったことは、吾々に大きな問題を投げかけてきます。これに対しどういう答えを準備したらよいでしょうか。
私は思わずも藍のことで余り長く阿波の国に止まりましたから、旅を土佐の国へと急ぐことに致しましょう。ここは高知県で都は高知であります。山内氏の居城のあったところであります。この県にある色々の産物の中で主なるものを三つ四つ挙げることに致しましょう。