Clásicos japoneses con furigana
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ちょうちん
提灯
田中 貢太郎
Lee 提灯 (ちょうちん) de 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 3392 caracteres · 7 pantallas
です。ところで二三日前の晩にやはり僕達と遅くまでバーを歩いてて赤電車に乗って帰り、其処を通りながらその電灯が気になるので、それを見い見い歩いて往って其の下へ往ったところで、電灯の笠が針金の網の中でちょうど地球儀がまわるようにくるくるとまわったそうです。山本はびっくりして立ち止って見るともう別に動いているようでもない、眼のせいだろう、それとも何時ものように風のぐあいで木の葉が動くためにあんなに見えたのだろうと思って、木の葉に注意して見たが木の葉はじっと静まってすこしも動いていない。では怖い怖いと思っているからそれでまわったように見えたろうと思って、電灯から眼をひこうとするとまたくるくると地球儀をまわすようにまわりだしたので、山本はびっくりして下宿へ走って帰って、もうそんな処を夜二度と通るのは厭だと云って、其の日から森川町にいる友人の下宿へ移ったと云う話がもとになって、いろいろと神秘的な話に入ってそれから夜の旅行と云うことになったのです。
まだ九時比でした。神戸の方へ行く汽車があったからそれに乗ってむこうに着いたのが十一時すこしまわった時でした。其処から彼の海岸へは三里くらいあるのですね。