Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lee 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 200.320 caracteres · 398 pantallas

Aozora Bunko

死後の花見

――村重はそれを頻りにいって、自分に加担しろ、信長とはそんな人なのだ――と度々口説きおったが、自分として彼らの詭弁と一笑に附しても正直、かくまでの事情とも御存じなく、お疑いをかけられるとは、いささか心外でないこともない。……で、わざと寄手のお味方へ救いを乞うことを避けて、この京都までやって来た。何はともあれ、貴公のお顔も見たいと思って」

彼はさびし気に微笑した。半兵衛も、黙然、うなずいた。

問いたいこと、語りたいこと、互いに相尽すと、夜は白みかけていた。おゆうはもう朝の雑炊を台所で炊いていた。

死後の花見

語り明かした面はみな疲れていた。朝餉をすますと人々は少し眠りをとった。そしてふたたび覚めてからの話である。

「時に」

と、竹中半兵衛は、孝高へこう計った。

「ちと遽かだが、それがしは今日ここを立って、美濃の国許へまかり越え、その足ですぐ安土へ伺い、信長公の御処分をうけようと思う。――貴公のことは、自分からよろしく披露申しておけば、これより直ちに播州へ下られては如何か?」

「もとより拙者も、一日たりと安閑としている気はないが……。しかし」

と、官兵衛孝高は怪しむように、半兵衛の面を見まもった。