Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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さるかにかっせん

日本の神話と十大昔話

楠山 正雄

Lee 日本の神話と十大昔話 (さるかにかっせん) de 楠山 正雄 (くすやままさお) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 36.605 caracteres · 76 pantallas

Aozora Bunko

いくらばかにされても、くらげはどうすることもできないので、べそをかきながら、すごすご竜宮へ帰っていきました。

竜宮へ帰ると、竜王はじめみんな待ちかねていて、

「猿はどうした。どうした。生き肝はどうした。どうした。」

と、大ぜいくらげを取りかこんでせき立てました。

外にしかたがないので、くらげはせっかく猿をだまして連れ出しながら、あべこべにだまされて、逃げられてしまった話をしました。すると竜王はまっ赤になっておこりました。

「ばかなやつだ。とんまめ。あほうめ。みんな、こらしめのためにこいつの骨のなくなるまで、ぶって、ぶって、ぶち据えろ。」

そこでたいや、ひらめや、かれいや、ほうぼうや、いろいろなおさかなが寄ってたかって、逃げまわるくらげをつかまえて、まん中にひき据えて、

「このおしゃべりめ。この出過ぎものめ。このまぬけめ。」

と口々に言いながら、めちゃめちゃにぶち据えたものですから、とうとうからだ中の骨が、くなくなになって、今のような目も鼻もない、のっぺらぼうな骨なしのくらげになってしまいました。