Clásicos japoneses con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lee 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N3. Toca una palabra para ver el significado.
N3 · intermedio · kanji y kana modernos · 51.117 caracteres · 103 pantallas
十一月一日
○イルクーツクで一時間時計が進んだ。
○車掌の室にサモワールがあり、変電機があり、車内備付品目録がはってある。「モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)へかえるとみんな調べを受けるんですか」「そうです。みんな検査する。この硝子がこわれたから十一留払わなけりゃならないんです。あなたの方は犯人がつかまってアクト〔書類〕をパスタービチ〔提起する〕したからいいんだけれども。」
○これで分った。食堂車へ渡る扉の硝子がおとといわれたとき、「どうしたんだろう、誰がわったの?」ときいた時フキゲンそうに「知らない」と云ってたわけだ。
十一月一日 土
チタを寝て居る間に通過した。一時間時計進む。0時五分すぎ、小さい木橋の上で列車が止った。
――何てステーション? ノボミールがきいてる。
――木のステーション!
又別の男の子が父親に同じ質問をしている。
――誰にも分らないステーションだよ。
軟床車の車軸が雪の下で折れて、もう少しで顛覆するところだったのだそうだ。この辺は雪が深い。日がキラキラさしているが雪は凍って寒い。緑色の制帽をかぶってやせた列車ナチャーリニク〔列車長〕が線路のところで一生懸命何か大きな金ものを叩いてる。