Clásicos japoneses con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lee 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 102.285 caracteres · 204 pantallas
朝、小寺さんの処へ出かけるまで、バルザックの Catherine de Medici を読む。特に思ったことは、バルザック時代の文章は印象的でなく、マッシイブであること。
第二、フランスの人民、民衆が如何に、革命になれ、それを知り、それに冷静な意識を持って居るかと云うこと。つまり、政治は人民直接の問題で、その改新派が勝つか、保守党が勝つかによって、直接自分の生命に関係があるので、その底潮を見守り、適宜に其間に処しようとする驚くべき賢しさ、大胆があるらしいのである。とにかく、一般が、必要な革命なら、位置、年齢にかかわらず認め、自分はその仲間に入らないでも息子がその一味になるのは止めずに、最善をやって見ようとする心持は、それは、時代に適合して生存しようとする本能とは云え、日本人よりはすぐれた意志を持って居ると思う。我々の困ることは、若いものと年よりとの間の、完全な意志の隔絶である。
小寺さんは、話してみると、苦しんだだけ真剣な処がある。只、疲労した感がある。野上さんのようになっても大芸術家になるのはむずかしく、彼女のように精力をまず実生活ですりへらしてしまって、勉強する力もないのは又困る、むずかしいものだ。