Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
Lee 木綿以前の事 (もめんいぜんのこと) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 177.586 caracteres · 348 pantallas
七
はすなわち地唐臼であって、系統は異なるが杵を用いぬという特徴のために、是またカラという語を冠せるにふさわしかったのであろう。
七
搗臼で粉を造ることは、今から考えると煩わしい作業であった。シトギのごとく湿った粉でよければ、水に浸して柔かくしてもおける。きな粉・炒粉のように火にかけたものもまた砕けやすい。蕎麦などは押し潰せるから是もまだ始末がよい。生米・生小麦を粉にして貯え、入用の時に出して使うということは、挽臼無き時代にはほとんと望み難かった。したがっていわゆる時々の好み物の調理には、かなり女たちの長い骨折りな準備を要したのである。一たび石臼の目立ての村に入り込む時代がくると、是が彼らに調法がられ、手杵が純乎たる兎の持物になってしまった事情も想像するに余りがある。関東地方の粉の需要は、それでもまだ足りなくて粉屋という商売が起こり、かの豊年万作の踊歌にもまた村々の粉ひき歌にも、粉屋の娘が人望ある題材となっている。
マコとかシンコという言葉が、通例米の粉の名となっているのも、絹篩という目の細かな篩が流行して、書物の名とさえなったのも、ともに近代の製粉界の改良第一を語るものであった。