Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lee 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 159.974 caracteres · 317 pantallas

Aozora Bunko

書物がござるが、虫が付きますから版本にしたいと思いまして、就(つい)ては貴方は筆耕の御名人と承わり筆耕をして戴きたいと思います」

庄「それは折角のお頼みではございますが、手前眼病でな、誠にお気の毒ではございますが」

忠「それはいけません、誰か医者に診て貰いましたか」

庄「はい、新井町(あらいまち)の秋田穗庵という医者に診て貰いました」

忠「彼(あれ)はいけません、あんな医者に掛ると目をだいなしにして仕舞います」

庄「私(わたくし)の目は外障眼でありませんで内障眼でございます」

忠「治らぬと申しましたか」

庄「種々(いろ/\)やりましたが全快覚束(おぼつか)ないということでございます」

忠「それでは私(わたくし)の家法の薬がありますから唯(たゞ)差上げましょう、其の代りに全快の上は筆耕を書いて戴きたい」

庄「有難いことで、唯薬を戴けば全快次第書いて上げるのは無論でございますが、どうか頂戴したいものでございます」

忠「これは家伝の薬で功能は立処(たちどころ)にある」

庄「どういう薬法でございますか」

忠「薬法、なんでございますな…」

どうも教わりたてゞございますから能く分りません、向うは盲人(めくら)だから書いた