Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
みんげいよんじゅうねん
民藝四十年
柳 宗悦
Lee 民藝四十年 (みんげいよんじゅうねん) de 柳 宗悦 (やなぎむねよし) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 182.248 caracteres · 368 pantallas
もとより血縁の一族が今なおその地に住むかどうか、また何がそこに残されているか、それらのことについてほとんど凡てのことは知られていませんでした。長塩という村から左に折れ急坂を攀じ尽した時、南沢という一部落へ出ました。そこは富里分の丸畑であって、そこに上人作の内仏があると教えられました。突如私の目前に取り出されたものは馬頭観世音の一躰でした。それを眺めた時、私の呼吸はしばし奪われました。私は再び上人の異数な表現に逢着したのです。燻ぶる仏壇から更に取り出されたもの数躯、別に一枚の奉納額。今や封じられた秘密は私の前に展開して来たのです。私は導かれるままに小径を縫うて上人の生家へと案内されました。私の心は種々なる期待に満たされていました。奇異な眼で私を取り囲む人々の中に立って私は繰返し繰返し種々な問いを発しました。土地の人も見慣れぬ一旅客のために、答える言葉に忙しいのです。伝えらるる口碑を聞き洩らさじと私は書き取りました。上人は漸次その姿を私の前に現してきました。かつて噂に聞いた堂の有無が気がかりでした。私はそれが建てられていた場所を訪うたのです。しかしそれはもはやこの村からなくなっていたのです。