Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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かわみずのはなし

河水の話

小川 未明

Lee 河水の話 (かわみずのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 3668 caracteres · 8 pantallas

Aozora Bunko

」と、つえは、答えたのです。

水は、だまって、きいていましたが、二、三度、大きく体をゆすって、

「しかし、これからは、否応なしに、おまえがたは、俺たちのいくところへついてこなければならない。」といいました。

バナナも、つえも、その言葉を聞くと、いったい、どこへゆくのだろうかと思いました。そして、それに対して、多少不安を感じないではいられませんでした。

河水は、あるときは、ゆるやかに、あるときは駆け足でもするように、速やかに走りました。ゆるやかな時分には、バナナの皮も、つえも、ゆるやかに流れて、たがいの身の上話でもするようについたり、離れたりしていきましたが、速やかに流れるときは、やはり、バナナの皮も、つえも、駆け足をしたのでした。そして日の輝く下の、野原の中を流れたり、右や、左に、野菜園のしげったのなどを見ながらいったのです。また、さびしい林の中を通ったこともありました。

「あなたの産まれた林というのは、こんなところでしたか?」と、林の中をゆくときに、つえはバナナの皮にたずねました。

バナナの皮は、半分黒くなった頭を振りながら、

「まったくちがっています。