Clásicos japoneses con furigana
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
Lee 浮雲 (うきぐも) de 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 112.980 caracteres · 222 pantallas
「いいワ」
「その通り品格がないから嫌い」
「また始まッた、ヘン跳馬じゃアあるまいし、万古に品々も五月蠅い」
「だッて人間は品格が第一ですワ」
「ヘンそんなにお人柄なら、煮込みのおでんなんぞを喰たいといわないがいい」
「オヤ何時私がそんな事を言ました」
「ハイ一昨日の晩いいました」
「嘘ばっかし」
トハ言ッたが大にへこんだので大笑いとなる。不図お政は文三の方を振向いて
「アノ今日出懸けに母親さんの所から郵便が着たッけが、お落掌か」
「ア真にそうでしたッけ、さっぱり忘却ていました……エー母からもこの度は別段に手紙を差上げませんが宜しく申上げろと申ことで」
「ハアそうですか、それは。それでも母親さんは何時もお異なすったことも無くッて」
「ハイ、お蔭さまと丈夫だそうで」
「それはマア何よりの事た。さぞ今年の暮を楽しみにしておよこしなすったろうネ」
「ハイ、指ばかり屈ていると申てよこしましたが……」
「そうだろうてネ、可愛い息子さんの側へ来るんだものヲ。それをネー何処かの人みたように親を馬鹿にしてサ、一口いう二口目には直に揚足を取るようだと義理にも可愛いと言われないけれど、文さんは親思いだから母親さんの恋しいのもまた一倍サ」