Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
Lee 浮雲 (うきぐも) de 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 112.980 caracteres · 222 pantallas
とはいうものの昇は才子で、能く課長殿に事える。この課長殿というお方は、曾て西欧の水を飲まれた事のあるだけに「殿様風」という事がキツイお嫌いと見えて、常に口を極めて御同僚方の尊大の風を御誹謗遊ばすが、御自分は評判の気むずかし屋で、御意に叶わぬとなると瑣細の事にまで眼を剥出して御立腹遊ばす、言わば自由主義の圧制家という御方だから、哀れや属官の人々は御機嫌の取様に迷いてウロウロする中に、独り昇は迷かぬ。まず課長殿の身態声音はおろか、咳払いの様子から嚔の仕方まで真似たものだ。ヤそのまた真似の巧な事というものは、あたかもその人が其処に居て云為するが如くでそっくりそのまま、唯相違と言ッては、課長殿は誰の前でもアハハハとお笑い遊ばすが、昇は人に依ッてエヘヘ笑いをする而已。また課長殿に物など言懸けられた時は、まず忙わしく席を離れ、仔細らしく小首を傾けて謹で承り、承り終ッてさて莞爾微笑して恭しく御返答申上る。要するに昇は長官を敬すると言ッても遠ざけるには至らず、狎れるといっても涜すには至らず、諸事万事御意の随意々々曾て抵抗した事なく、しかのみならず……此処が肝賢要……他の課長の遺行を数て暗に盛徳を称揚する事も折節はあるので、課長殿は「見所のある奴じゃ」