Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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ぼたんどうろう ぼたんとうき

牡丹灯籠 牡丹灯記

田中 貢太郎

Lee 牡丹灯籠 牡丹灯記 (ぼたんどうろう ぼたんとうき) de 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 10.676 caracteres · 22 pantallas

Aozora Bunko

円朝の牡丹燈籠はこの了意の牡丹燈籠から出発したものである。ただ場所も東京になり物語も複雑になって、怪談は飯島家のお家騒動の挿話のようになっているが、了意の飜案から出発したと云うことについては争われないものがある。それはお露と云う女に関係した浪人の萩原新三郎の名が、荻原新之丞をもじったものであるにみても判ろう。円朝の物語は長いからここにははぶくとして、新三郎が怪しい女に逢った晩の数行を引用してみると、「今日しも盆の十三日なれば、精霊棚の支度などを致して仕舞ひ、縁側へ一寸敷物を敷き、蚊遣を燻らして新三郎は、白地の浴衣を着深草形の団扇を片手に蚊を払ひながら、冴え渡る十三日の月を眺めて居ますと、カラコンカラコンと珍らしく駒下駄の音をさせて、生垣の外を通るものがあるから不図見れば先へ立つものは、年頃三十位の大丸髷の人柄のよい年増にて、其頃流行った縮緬細工の牡丹芍薬などの花の附いた燈籠を提げ、其後から十七八とも思われる娘が、髪は文金の高髷に結い、着物は秋草色染の振袖に、緋縮緬の長襦袢に繻子の帯をしどけなく結び、上方風の塗柄の団扇を持つてパタリパタリと通る姿を月影に透し見るに、どうも飯島の娘お露のやうだから、新三郎は伸び上り、首を差延べて向ふを看ると女も立ち止まり、「マア不思議じゃア御座いませんか、萩原さま」