Clásicos japoneses con furigana
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きょうかしあかちょこべえ
狂歌師赤猪口兵衛
夢野 久作
Lee 狂歌師赤猪口兵衛 (きょうかしあかちょこべえ) de 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 39.418 caracteres · 79 pantallas
「あんたはホンニ目明に生まれ付いた人じゃろう。欲も得もない」
「それでも清々したわい。五十五万石に疵付ける虫を一匹タタキ潰いたで……お熊さんも成仏しつろう」
「それはお互いじゃ」
「これもアンタのお蔭と思うて今日は礼言いに来た。ちょっと一杯と言う処じゃが、今の懐合いではどうにもならぬけに、いずれ又……なあ……」
「チョチョチョチョチョッと待ちない。その一杯で思い出いた。この一杯の上等のタネがここに一つ在るてや。済まんが襟半の半三郎さんの処へ、この団扇を一枚持って行て遣んなさらんか。そうすれば、きっと幾何か包まっしゃるけに……非人の分際で、お役人を追い使うて済まんばってん……」
「何の何の。済むも済まぬもあるものか。一杯になる話なら……ハハハ……」
「序の事に帰りに酒を買われるだけ買うてなあ。蒲鉾と醤油はお寺の井戸に釣って在るけに、ヒネ生姜と※を一枚忘れんようにな。アンタと差しで祝い酒を飲もうてや」
「そりゃあ済まん。逆様の話じゃが……ははあ。ソンナラこれを持って行くのかえ。ふうん。
色も香も何と芋屋のお福さん
抱いて寝たならホッコリホッコリ
ふうむ。