Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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ねこといろのしこう

猫と色の嗜好

石田 孫太郎

Lee 猫と色の嗜好 (ねこといろのしこう) de 石田 孫太郎 (いしだまごたろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 1958 caracteres · 4 pantallas

Aozora Bunko

範囲に於ては、猫は赤色を愛するものと言うても差支はないのである。

猫殊に小猫は赤色を愛すとすれば、首環や涎掛の類は赤いのが第一である、又小猫が赤い首環を嵌め、又は赤い涎掛をして居るのは別けて可愛らしいものであり、殊に白いのや水色の如きは汚れ易いものであるから、猫の欲する上からも、又飼育して愛翫する上からも、小猫には赤色の紐又は涎掛を用いるが好い子供の四五度も生んだ所の爺猫や婆猫には首環でもあるまいし、又涎掛でもあるまいが、丁度斯様なものを与えて愛を増す所の小猫には、他の色よりも赤が好い、猫も喜び吾々が見ても可愛らしい、猫を実用的に飼育する人は兎も角、之を愛して飼育する人の心得べき点と信ずる、又実用的に飼育する人でも美わしい毛色に、赤い紐を首に廻したのは見苦しくもあるまいと思うから、詰らぬ様なことなれども我輩の調査した所によりて猫が赤色を好むと云うことを述べて置く併し今も言う通り或は偶然の結果かも知れぬのであるから間違っても責は負わないのである、色の嗜好よりする首環や涎掛のことは前述の如しとして、茲に是非共白又は水色の如き派手なる首環又は涎掛を結び且つ鈴を着けて置くべき猫がある、之は真黒の熊猫で、此黒い