Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lee 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 374.755 caracteres · 745 pantallas

Aozora Bunko

作家の独自性ということについて、深刻に考えられます。これは去年の秋、親しい女友達の家庭にある紛糾がおこったとき、私がひどくびっくりしたり、いきり立ったりして、あなたが、なんだまるで自分の亭主でも云々とおっしゃったことがあったでしょう。おぼえていらっしゃるかしら。ああいうことにもむすびついているのです。あの折、あなたは感情の節度という点からいっていらっしゃいました。でもその根は、やはり、作家の生活ということに即してつきつめてみると、自主的(作家としての)に関係していると思われて来ました、この頃。或る時期女二人、一つ財布で暮したような生活、そこにあったプラスのもの。それからやがて生活の条件がかわってきて、それぞれ自分の配偶との生活で目に見えぬ変化を徐々に経つつ、自分の善意もめいめいその生活の現実の条件に立って活かすしかないということについての十分な自覚。それが今日の私と友達との信頼のありようの実際ですが、去年の秋はそこまで行っていず、やはり一つ財布で暮した時代の気持が中心にあったのですね。

文学について云えば、作家としての共通な立場の一般性に一緒に立っていたようなところがある。