Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lee 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 289.044 caracteres · 575 pantallas

Aozora Bunko

けさのこの小散歩でやっと田舎に来たらしい気になりました。多賀子はこれから広島へゆきます、例のお話していたたか子の友達ね、あのひとにあって、大体の意中をきくために。ついでにみやげのレモンを買い、東京迄の寝台券を買うために。十三日の寝台で十四日朝ついて、すぐそちらに行くしかないことになりましたから。サクラ、富士、どっちも駄目ですから。東京からの汽車はまだいくらかましですが、こちらから東京へは全くひどいこみようです、寝台もあるかしら。これさえあやしいのです。全くお話の外です。

きょうは疲れも殆どぬけて体も苦しくなく軽くなりました。来る前うんと忙しく途中ひどく、すぐつづけさまで、おまけに私の条件がわるくて、相当でした。でもきょうはもう大丈夫ですけれど。

あなたはいかが? こちらはなかなか暑うございますが。若い二人も今夜はかえって来ます。昼日中二人でよう歩かんから夜かえるのですって。そうねえ、一本道でヤレソレとのぞくんですものね。

十三日に立ち十四日朝おめにかかります。いろいろの用事、不便をなさいませんでしたか? こちらからの手紙これがおしまいよ、きっと島田へかえると又バタバタですから。