Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lee 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 189.935 caracteres · 379 pantallas

Aozora Bunko

と懐から手丸提灯を取出し、懐中附木へ火を移して、蝋燭へ火を点して前へ差出し、

權「誰だ」

男「誠に暫く、御機嫌宜しゅう……だん/″\御出世でお目出度うござえます」

權「誰だ」

有「えゝ、お下屋敷の松蔭大藏様の所に奉公して居りました、有助と申す中間でござえます」

權「ウン然うか、碌に会った事もない、それとも一度か二度会った事があるかも知れんが、忘れた、それにしても何うしたんだ」

有「へえ、あなたは委しい事を御存じありますめえが、去年の九月少し不首尾な事がありまして、家へは置かねえとって追出され、中々詫言をしても肯かねえと存じまして、友達を頼って田舎へめえりましたところが、間の悪い時にはいけねえもんで、其の友達が災難で牢へ行くことになり、留守居をしながら家内を種々世話をしてやりましたが、借金もある家ですから漸々行立たなくなって、居候どころじゃアごぜえませんから、出てくれろと云われるのは道理と思って出ましたが、他に親類身寄もありませんから、詫言をして帰りてえと思いましても、主人は彼の気象だから、詫びたところが置く気遣いは有りません、種々考えましたが、あなたは確か美作のお国からのお馴染でいらっしゃいますな」