Clásicos japoneses con furigana
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おつきさまのうた
豊島与志雄童話集
豊島 与志雄
Lee 豊島与志雄童話集 (おつきさまのうた) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 162.569 caracteres · 336 pantallas
正夫が涙ぐんでそれを見ていました。
枯木のたおれたあとには、びっくりするほど、青い深い空が見えました。私はその明るい空を指さして、正夫にみせてやりました。
二 なまず
山奥といっても、南方のことですから、夏はそうとうに暑く、水のほとりがなつかしくなります。
家から二三百メートルのところに、きれいな川がながれていました。川床は岩や小石で、ところどころに深みをつくり、そこには柳や杉などが岸にしげり、また浅瀬となり、そこにはこまかい砂で、芹や藻などの水草がはえて、小さな魚がおよいでいました。そして少しかみてが、滝とも瀬ともつかない急な流れでゆきどまりとなり、その下に、大人の胸ほどの深さのひろい淵をこさえていました。
私と正夫とは、よくその川へあそびに行きました。
泳げるほどの大きな川ではないかわりに、水が清くつめたくて、飲んでもよさそうに思えるほどでした。浅い瀬にはいって、美しい小石をひろったり、水草の間の小魚をつかまえたり、岸にねころんで釣りをしたりしてると、いつまでもあきませんでした。
かみての急流のところ、それを村の人たちは滝といって、滝の下の淵をきれいなものとして、よこてに小さな石のほこらなどがまつってありました。