Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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めいしんかい

迷信解

井上 円了

Lee 迷信解 (めいしんかい) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 48.601 caracteres · 96 pantallas

Aozora Bunko

もし、人の運不運はその生まれたる時日によりて定まるものならば、これらの人はみな、釈迦、孔子などと同一の運命に際会すべき理なりと論じてある。これらの例によりて考うれば、時日に吉凶なきことは明らかである。

世間に、灸をするにも日の吉凶ありと申すが、これにつき一例を挙ぐれば、「昔、大阪にて名医として誉れ高き見宣といえる医師あり。ある人これに向かい、『灸をするに凶日と禁所ありとのこと、果たしてしかるや』とたずねしに、見宣答えて曰く、『しかり、凶日、禁所ただ一つあり』と。『されば、あえてその日を授けられんことを請う』といえば、見宣曰く、『年中にて灸すまじき日は正月元日と、灸すまじき所は目玉なり。その他、別に凶日、禁所あるを覚えず』と答えたり」との話がある。なにごとをするにも、一年三百六十五日みな吉と思って取り掛かればよろしい。精神一到すれば、いかなる凶日たりとも事の成らざる理はない。しかるに、日の吉凶などに迷うようでは、精神一到のできるはずなく、したがって、いかなる吉日に事をなしても成就せぬに相違ない。ゆえに余は、吉凶に迷うものには、三百六十五日みな凶日となると申してよかろうと思う。