Clásicos japoneses con furigana
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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
Lee 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 75.415 caracteres · 148 pantallas
仏教は唯物論の正反対たる唯心論でありて、物質世界は精神界上にあらわれたる現象にして、精神のほかに別に物質の実体はなしと立てます。しかして、その精神上に物質世界を現ずるゆえんは、精神体内に遺伝してきたれる過去の業因より起こると申します。すなわち、この精神がいまだこの世界を現ぜざる過去世において、すでになしたる身、口、意の諸業が原因となり、次第に相続して今世に至り、その結果を現じたるものといたします。第一に、われわれがこの人間界に生まれてきたりしも、貴賤貧富の別あるも、生老病死の無常なるも、みなこの業因業感のしからしむるところと説き、われわれが人間となりてこの世にあるは、おのおの人間となるべき原因を修めたるゆえであり、銘々の境遇、運不運の同じからざるは、人間に生まるべき原因を修めたるうち、多少異なるところを有するゆえであると申します。ちょっと聞いたところでは不都合の説に感ぜらるるも、とくと考えてみれば、その説の大いに道理あることが分かります。しかしこの理は、唯心的観察をもって、この世界は精神海面の表象なることを会得せざれば、了解し難いに相違ない。もし、この世界を唯心の世界とし、精神中に包有する原因に従ってわれわれの境遇の起こることを知らば、われわれの死するときは、わが一生中の言行と、前世の業因とが相合して