Clásicos japoneses con furigana
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さとのはる、やまのはる
里の春、山の春
Lee 里の春、山の春 (さとのはる、やまのはる) de Niimi Nankichi (新美 南吉) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 745 caracteres · 2 pantallas
仔鹿をみるとおじいさんは、桜をひとえだ折って、その小さい角にむすびつけてやりました。
「さア、かんざしをあげたから、日のくれないうちに山へおかえり。」
仔鹿はよろこんで山にかえりました。
坊やの鹿からはなしをきくと、お父さん鹿とお母さん鹿は口をそろえて、
「ぼオんという音はお寺のかねだよ。」
「おまえの角についているのが花だよ。」
「その花がいっぱいさいていて、きもちのよいにおいのしていたところが、春だったのさ。」
とおしえてやりました。
それからしばらくすると、山のおくへも春がやってきて、いろんな花はさきはじめました。