Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

かわぐちこ

野菊の墓他六篇

伊藤 左千夫

Lee 野菊の墓他六篇 (かわぐちこ) de 伊藤 左千夫 (いとうさちお) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 30.105 caracteres · 61 pantallas

Aozora Bunko

とうとう一時過ぎまでふたりは話をした。兄がひと寝入りして目を覚まし、お前たちまだ話しているのかと驚いたほどである。多くの話のうちに明日行くべきお光さんに関しての話はこうであった。

「お前はどういう気でにわかにお光が所へ行く気になったえ」

「どういう気もないです。お光さんから東京からもきてくれんければ、こちらからも東京へいって寄れないからなぞというてきたからです」

「そんならえいけれどね。お前にあれをもらってくれまいかって話のあったとき、少しのことで話はまとまらなかったものの、お前もあれをほしかったことは、向こうでもよく知っているから、東京の噂はよく出たそうだよ。それにあれもいまだに子どもがないから、今でもときどき気もみしてるそうだ。身上はなかなかえいそうだけれど、あれもやっぱりかわいそうさ。お前にそうして子どもをつれてゆかれたら、どんな気がするか」

「そんなこと考えると少しおかしいけれど、それはひとむかし前のことだから、ただ親類のつもりで交際すればえいさ」

予は姉には無造作に答えたものの、奥の底にはなつかしい心持ちがないではない。お光さんは予には従姉に当たる人の娘である。