Clásicos japoneses con furigana
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いんじゅう
陰獣
江戸川 乱歩
Lee 陰獣 (いんじゅう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 66.968 caracteres · 131 pantallas
それにてよし。余は既往の詮議立てはせぬ積りなり云々」つまり六郎氏は結婚の当初から、何等かの事情により、夫人の秘密を知悉していたのです。そして、それを夫人には一言も云わなかったのです。
第二は大江春泥著短篇集「屋根裏の遊戯」であります。かかる書物を、実業家小山田六郎氏の書斎に発見するとは、何という驚きでありましょう。静子夫人から、六郎氏が生前仲々の小説好きであったということを聞くまでは、私は私の目を疑った程でした。さて、この短篇集の巻頭にはコロタイプ版の春泥の肖像が掲げられ、奥附には著者平田一郎と彼の本名が印刷されてあったことは、注意すべきであります。
第三は博文館発行の雑誌「新青年」第六巻第十二号です。これには春泥の作品は掲載されていませんでしたけれど、その代り、口絵に彼の原稿の写真版が原寸のまま原稿紙半枚分程、大きく出ていて、余白に「大江春泥氏の筆蹟」と説明がついていました。妙なことは、その写真版を光線に当ててよく見ますと、厚いアートペーパの上に、縦横に爪の跡の様なものがついているのです。これは誰かが写真の上に薄い紙を当てて、鉛筆で春泥の筆蹟を、幾度もなすったものとしか考えられません。