Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
きりをとらえるはなし
霧を捕える話
中谷 宇吉郎
Lee 霧を捕える話 (きりをとらえるはなし) de 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 1063 caracteres · 3 pantallas
もう少し水が得られたら、パイナップルの収穫は、飛躍的に増すはずなのである。
それでホノルルのパイナップル研究所には、地形による降雨量の変化を研究している気象学者がいる。大きい立木の下に、沢山の雨量計を置いて、雨量に差があるか否かを調べてみた。ところが驚いたことには、立木の下では、いつでも数倍、時には十倍以上の雨量があったそうである。すぐ近くの、木の影響のない所に置いた雨量計と比較しての話である。
理由はきわめて簡単で、雨雲の粒、即ち霧が、木の葉にくっついて、雫となって落ちて来るからである。それでこの研究者は、網か糸かを使って、霧粒を捕えて、雫として採る方法を、いろいろ工夫していた。設備の費用と、耐久力と、霧の捕捉量と、その水による増収量とを計算すれば、経済的に成り立つか否かが決定されるわけである。
ところが面白いことには、北大の低温研究所でも、数年前に、たしか三年か続けて、北海道東部の海霧の研究をしたことがある。結果は時の所長堀教授の手で、英文の「霧の研究」という大部な報告として発表されている。
これは霧粒を防霧林で捕えて、内陸にはいるのを防ぐのが目的であった。