Clásicos japoneses con furigana
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Lee いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 63.226 caracteres · 128 pantallas
と料理人が言った。
「なあに大丈夫です。最早巡査が来ますから」
と隣家の書生が木刀を握って武者慄いをした。お歌さんは乃公の手を捉えている。捉えているのか捉っているのか分らない。
「何処の室です。あなたの室ですか」
「いいえ、お歌さんのお室よ」
「私の寝台の下にいましたわ」
すると忠公が巡査をつれて来た。巡査は書生と料理人を連れて二階へ上った。
此れから先は書くも馬鹿馬鹿しい。巡査はお父さんの長靴を提げ、書生はお父さんの古外套を持って下りて来た。忠公が余り笑ったものだから、皆が又乃公の悪戯に決めてしまった。
「此子を連れて行って被下、毎日斯ういう悪戯をして仕様が厶いません」
なんて、お歌さんが巡査に頼んだ。お春さんと料理人は頻りに巡査に謝った。乃公は真正に気の毒でならなかった。ところへ、
「水野君大分待ったぜ、如何したんだ」
と、もう一人巡査が入って来た時には乃公は真正に悪い事をしたと思った。忠公は笑ってばかりいやがって、いかん奴だ。
それで姉さん達は今日お父さんに電報を打った。到底一週間なんてお留守番はしきれない。此上何をするか知れないから、直ぐ帰るようにと言ってやったんだ。