Clásicos japoneses con furigana
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Lee いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 63.226 caracteres · 128 pantallas
早く家へ帰ってお母さんに繃帯して貰いなさいと言っている所へ先生が帰って来た。乃公は困っていた所だったから早速森川さんに引渡した。
森川さんは怖い顔をした。その他に何人か来たかと聞くからお薬取りが来たと答えた。どんな人だったと言うから此んな人だったと言った。瓶は何処にあると言ったって、持って帰ったから有りゃしない。それじゃ何の薬をやったかと言うから彼の赤い奴だと答えた。「それは大変だ。間宮、お前早く行って来てくれ」書生は火事でも始った様に飛んで行った。
お花さんが遊びに来た。家へ二晩泊って帰るんだそうだ。若し乃公が音なしければ、一緒に連れて行って呉れる約束だ。お春は可厭な奴だ。お花さんが、
「太郎さんは最早音なしくなったろうね。それとも相変らずかね」
と言ったら、お春は、
「ええ、音なしくなりましたとも、音なしくて音なしくて困る位ですよ」
と妙に節を付けて言やがった。
一体皆が乃公の事を悪い悪いという理由が分らない。何人だって過失をする。私共は神様じゃないから過失の無い訳には行きませんて牧師さえ言っている。例えばお父さんの杖を折ったのは過失である。その過失を直す為めに蝙蝠傘の柄を切ったばかりである。