Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lee おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonés con furigana. JLPT N3. Toca una palabra para ver el significado.

N3 · intermedio · kanji y kana modernos · 194.415 caracteres · 391 pantallas

Aozora Bunko

そして、とうとう、その五日めとなりました。昼間は、なにごともなく、夜がきました。

美術館の館長室では、古山博士と中村警部とが、むかいあって、いすにかけていました。

「いま七時です。もし、怪人が約束をまもるとすれば、あと五時間のうちに、なにごとかが、おこるでしょう。あと五時間です。」

古山博士が、まるで、それをまちかねているように、つぶやきました。

「あてになりませんね。五日間なんていっておいて、その五日がたってしまって、われわれがゆだんしたときに、やってくるのではありませんか。だから、この見はりは、とうぶん、とくわけにはいきませんね。」

「いや、あいつは、約束をまもるでしょう。中村さんは、あいつにであったことがないので、おわかりにならないでしょうが、わたしは、この目で、いろいろなふしぎを見ているのです。二十人ぐらいの警官では、じつは心ぼそいのですよ。きっと、やってくるとおもいます。」

古山博士は、そういって、中村警部の顔を、じっと見つめるのでした。

そのとき、ドアがひらいて、小使さんが、はいってきて、ふたりの前のテーブルにコーヒーをならべました。

「あ、コーヒーをいれたのか。