Clásicos japoneses con furigana
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ノンシャランどうちゅうき
ノンシャラン道中記
久生 十蘭
Lee ノンシャラン道中記 (ノンシャランどうちゅうき) de 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 13.357 caracteres · 27 pantallas
「これまたマルセーユ人に一杯やられたのよ。武芸だなんていっておいて曲馬の牛のような芸を仕込んだのに違いないわ。きっと今ごろはまた笑い話にしてそのへんをふれ廻っているんだ。……よし、もう勘弁がならないぞオ。あたしこれから行ってひと談判してくるよ。さ、ナポレオン、もう一度学校へゆくのよ」と、※を決して勢い立つ。コン吉は立ちふさがって、
「待った、待ったタヌ君、君の立腹はもっともだが、マルセーユ人にかかってはいかな君でも手に負えまい。残念だろう、無念だろうが、今までのことは不運と諦めて、もう日も迫ったことでもあるから大急行でわれわれだけでナポレオンを荒牛に仕上げよう。あの『ヘルキュレス』さえやっつければ、われわれの恥辱もそれで雪がれようというものだから」
ポピノもタヌを押し止めながら、
「令嬢、喧嘩ならどうかわたしにまかしてもらいてえもんでがす。口先の滑った転んだではかなわねえが、いざといったらこの匕首がものをいうでがす。それよりも今は大将のいう通り、ナポレオンをどこかの囲い場へ引っ張って行って昼夜兼行でみっしり叩きあげなくてはなりません」
「それがいい。それはそうとともかく、挑戦状をたたきつけなくては話にならない。