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Clásicos japoneses con furigana

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マクシム・ゴーリキイについて

マクシム・ゴーリキイについて

宮本 百合子

Lee マクシム・ゴーリキイについて de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 2308 caracteres · 5 pantallas

Aozora Bunko

旧い野蛮なツァーのロシアで、民衆は才能も生活力もはけ口を封じられていて、わけの分らない残忍さ、ひどい破廉恥と乱行。さもなければ生きながら腐ってゆくような倦怠、怠惰、憂鬱とけちくささが、ゴーリキイの人生をとりまいていました。その中から、ゴーリキイがあのように立派に、人間らしくぬけ出て立つことが出来たのは、どういうわけでしたろうか。それは、少年の頃から、ゴーリキイが、「人間をつくるのは環境に対する抵抗力だ」ということを感じていたからでした。ペシコフというのが自分の本名なのに、最大の苦痛――マクシム・ゴーリキイとペン・ネームをつけたゴーリキイの若い心は、いつも、「何とかほかに生きかたはないものか」という疑問に苦しめられていました。「人生全体がこんなものなのだろうか。私にも、これよりほかの生きかたはないのだろうか。」もがきながら人間らしい生活を求めたゴーリキイの少年時代、青年時代の姿は「人々の中」「主人」「三人」「私の大学」などという作品のうちに、感動させる真実をもって描かれています。

社会は矛盾にみち、苦しさは少くありません。その中で生のままの人間らしい心で、人間らしい正しさ、やさしさ、美しさのある生きかたを求めるゴーリキイの文学が、すべての人に愛されるのは、実に当然です。