Clásicos japoneses con furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lee 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) de 三好 十郎 (みよしじゅうろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 334.472 caracteres · 667 pantallas
ハハ。――どうか、なさいました?(笑いを引っこめる。竜子が尚も奥を振返る顔が青く、手に持った西洋皿が、カチカチとカンヅメのかどに音を立てる)
人見 どうしました、竜子さん?
竜子 はあ、あの――いえ、私の気のセイかも――(皿とカンヅメをテーブルの上に置いて、又奥を振返る)
小笠原 なにか――?
竜子 ……ヒョッと、あの、流しのそばの窓を見たら、誰かこっちを向いて笑って――
小笠原 え? ソトから?
竜子 はあ。 ――たような気がしたんです。
人見 ……コジキでしょう、それは。ちかごろ、よくこのへんをウロウロしますから。
小笠原 でしょうか? こんな雪のふる晩に、それでも。――
木山 ぼく、見てきましょう。こちらですね?(スタスタ奥へ。それを案内するように竜子が後からついて行く)
小笠原 (おびえた目で人見を見る)……?
人見 (笑って)たとえ、ドロボウにしたって、なんにも、あなた、このウチには取って行く物はない。
小笠原 でも――
人見 じゃまあ……(左手へ行く。小笠原も一人で居るのが不安らしく、急いでしたがって去る。室内に誰もいなくなる。……間)
(右手から友吉が入って来る。