Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
『せっかずせつ』のけんきゅう
中谷宇吉郎集 第二巻
中谷 宇吉郎
Lee 中谷宇吉郎集 第二巻 (『せっかずせつ』のけんきゅう) de 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 83.098 caracteres · 172 pantallas
河口は古河の藩医で、『解屍篇』なる解剖書を出した人である。この書は実際に解剖を行って調べた結果を集めたもので、明和年間に刊行され、木刻、手彩色の立派なものである。この上梓は有名な『解体新書』に先立つこと数年である。
これから見ても河口信任が蘭学者としてかなり非凡な人であったことが分るが、その門下の泉石の蘭学も、相当に進んだものであった。当時の一般の蘭学者は、多くは医家であって、医書を通じて外国の事情を知り、国を憂うるに至った人が多かったが、泉石は家老の家に生れ、若い時から北辺防備に思いを致して、その故もあって、蘭学を学んだものと思われる。
泉石の家老としての仕事の中で、一番変化に富んだのは、天保八年の大塩平八郎召捕事件であった。大塩が乱を起した時に、ちょうど土井利位は大坂城代として赴任していた。古河の領地が大坂の平野郷にあって、そこの女が大塩の隠れていた家へ女中として行っていたために、召捕事件となった由で、その報告書が残っている。
召捕の際は古河藩の士九人が大塩の家の裏に向い、与力が表から入った。押し入ったのは暁方のことで、就寝中の大塩は逃れられぬと覚悟して、家に火を付け、その中に飛び込んだ。