Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
Lee 仏教人生読本 (ぶっきょうじんせいとくほん) de 岡本 かの子 (おかもとかのこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 124.886 caracteres · 246 pantallas
珈琲の容器が柄の付いた縦に細長いシークなコップで、それに吸管をつけて来ます。これがいかにも巴里らしい感じをさせます。巴里の珈琲店は給仕も男で、客は家族連れで行ける極めてさっぱりしたものです。
私たちも一日に一度ぐらい家族と集まってお茶を飲みます。格別何といって話もあるわけではありませんが、何となく気持ちに潤いが出て、あとの仕事の励みになります。
考えてみれば不思議な習慣です。別にお腹も減っていなければ咽喉が乾いているわけでもありません。それでいて、これを省くと何となく物足りない感じがします。用事のある客が来たのを招き入れて用談かたがたお茶を飲むときもありますが、どうもあとで、はっきりお茶を飲んだ気がしません。やはりお茶を飲むときは無駄なようでも、のんびりした雰囲気を作って家族一同の気持ちの転換を計った方がよいようです。
世の中に無用の用ということがあります。無用なればこそ役に立つということです。
昔、ある国に非常に倹約な殿様がありました。幕府から普請奉行を命令ったので、材料の木材を川に流して運び、それを陸へまた引き上げました。今でもそうですが、この時代にも人夫が材木を鳶口で河岸へ曳き上げるには掛け声をかけたのでした。