Clásicos japoneses con furigana
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ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
Lee 仏教人生読本 (ぶっきょうじんせいとくほん) de 岡本 かの子 (おかもとかのこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 124.886 caracteres · 246 pantallas
二
直覚と知識経験とは協和し提携してはじめて両者を活きるのだと説くものであります。かの宗教と科学とは両立しないという議論なぞは、少くとも仏教には不向きなのであります。
また、なぜ最後は「慧」の直観に拠らなければ大生命の根本性質は掴めないのか、この疑問のある方はあらゆる知識経験を使って、宇宙大生命の根本性質を突き詰めて行かれることをお勧めします。そうして行くと、なるほど最後は直観に拠らなければならない理由を発見して、この「慧」に入るのにたいへん楽であります。あとに未練なく入れます。疑問の深い傾向の方が、この根固を疎かにして宗教に入られると困難に遭遇するごとに、あとにはまだ疑問を残して来たような気がして、後髪をひかれる思いがあるでありましょうから。
しかし仏教には一方、安楽平易な門が拓かれ、ただ信ずることによってのみ、かの「法性」の理を身に滲ますことがいくらでも出来るのであります。
故に一応の道理を聴き置き、諸名僧知識と言われる人の人格を信じて、その教えのままに信仰に入られるのは、また賢明な行き方であります。
二
前節で大生命海の根本性質を「法性」と名付け、これを知るのが大事であることまでを述べました。