Clásicos japoneses con furigana
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ぐうかんいちご
偶感一語
宮本 百合子
Lee 偶感一語 (ぐうかんいちご) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 4683 caracteres · 10 pantallas
私にとっては、自分の「まことなるもの」の感じる、我に非ず、他人に非ざる愛に到達するまで、刻苦に刻苦することが目下の大切な、恐らく一生を通じての行なのです。
あらゆるものの本体を見得る叡智と渾一に成った愛こそ願わしいものです。
自分は、愛の深化ということは、最も箇性的な、各自の本質的なものだと思わずにはいられません。
従って、既成の倫理学の概念や習俗の力は、いざという時、どれ程の力を持っているのかは疑います。これ等はただ、その人の内奥にある人格的な天質がそれ自身で見出すべき道に暗示を与え、自身の判断を待つ場合、思考の内容を豊富にするという点にのみ価値を持っていると思います。
私は、過去に多くの人々が真愛に達し、輝きの自体と成ったのを知っています。
それ等の人が経て来た道程も明かにされています。
けれども、窮極に於て、自分は自分の道を踏まなければなりません。
宇宙のあらゆる善美、人類のあらゆる高貴を感じ得るのは、ただ、私自身の裡に賦与された、よさ、まこと、によってのみなされることではありますまいか。
こころよ、心よ……。私は、恭々しく謹んで、微弱な、唯一の燈火を持運びます。