Clásicos japoneses con furigana
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げんろくじゅうさんねん
元禄十三年
林 不忘
Lee 元禄十三年 (げんろくじゅうさんねん) de 林 不忘 (はやしふぼう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 20.586 caracteres · 42 pantallas
溜詰御譜代衆、お役人出仕。御対顔済み、下され物あり。御饗応前、お能見物の儀、御三家、両番頭の内。御返答につき、公家衆地下一統出仕。おいとま仰せ出ださる。一同拝領物。発駕之日、御馳走大名お届け登城――。」
おや! と思いながら、
「もうよろしい。お日取りというのは、それです。」
「何だ、これしきのことですか。」
吉良は、むっとした。しかし、殿中だった。じっと自分を抑えて、美濃守の嘲笑をあとに、足を早めた。
身を変えて
一
「御覧になったでしょうか。」
糸重は、白い顔を上げて、良人を見た。
床柱にもたれて、辰馬は、眼をつぶっていた。しばらく答えなかった。
辰馬の住いに、水のような暮色が、忍び寄っていた。室内は、灯がほしかった。
「見たろう。」辰馬がいった。「机の上に置いてきたから――。」
「紙にお書きになって――。」
「うむ。多湖殿に頼んで、写さしてもらったのだ。気持ちよく見せてくれたよ。お日取りなどは、毎年変るものではないから、兄貴が、あれさえ記憶えておれば、だいたい間違いはあるまい。」
夫婦はふたりいっしょにほっと安心の息をもらした。
糸重が、笑った。