Clásicos japoneses con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lee 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 290.735 caracteres · 566 pantallas
この王昼餐後、必ず人に秘して一物を食うに、その何たるを識る者なし。その僕これを奇しみ私にその被いを開くと、皿上に白蛇あり、一口嘗むるとたちまち雀の語を解し得たので、王の一切智の出所を了ったという。北欧セービュルクの物語に、一僕銀白蛇の肉一片を味わうや否や、よく庭上の鶏や鵝や鶩や鴿や雀が、その城間もなく落つべき由話すを聴き取ったとあり。プリニウス十巻七十章には、ある鳥どもの血を混ぜて生きた蛇を食べた人能く鳥語を暁ると載す。ハクストハウセンの『トランスカウカシア』にいわく、ある若き牧牛人蛇山の辺に狩りし、友に後れて単り行く、途上美しき処女が路を失うて痛哭くに遭い、自分の馬に同乗させてその示す方へ送り往く内、象牙の英語で相惚と来た。女言う、妾実は家も骨内もない孤児だが、ふと君を一日見進らせてより去りがたく覚えた熱情の極、最前のような啌を吐いたも、お前と夫婦に成田山早く新勝寺を持って見たいと聞いて、男も大いに悦び伴れ帰って女房にした。ところが一日インドの道人遣って来り、その指環に嵌めた層瑪瑙の力で即座にかの女を蛇の変化と知ったというのは、この石変化の物に逢わばたちまち色を失うからだ。