Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

なんばんひわもりうこんまる

南蛮秘話森右近丸

国枝 史郎

Lee 南蛮秘話森右近丸 (なんばんひわもりうこんまる) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 55.869 caracteres · 112 pantallas

Aozora Bunko

玄女と猪右衛門とを追っかけて、処女造庭境へ入り込んだこと、そこの住民に捉えられたこと、今日迄監禁されたこと、しかし優待されたこと、玄女や猪右衛門の手許から、処女造庭境の連中が、例の人形を奪ったこと、そこで自分が申し出て、人形の眼を押させたこと、すると人形が叫んだこと、

「唐寺の謎は胎内の、肺臓の中に蔵してあろうぞ」と、

そこで人形を断ち割って、その肺臓をしらべた処、一葉の紙のあったこと、そうしてその紙に次のような、数行の文字が書いてあったこと、

「多聞兵衛死せる場合、決して死骸を焼く可らず、左右の胸を調ぶ可きこと、一切の謎おのずから解けん」

「その肝心の多聞兵衛殿は、気の毒な変死をした上に、南蛮寺へ葬られてしまった。左右の胸を調べるとなると、なるほど土から掘り出さなければならない。大変な役目を引き受けたものだ」

右近丸は都へ下って行く。

都へ入ったのは間もなくであった。

夜分は南蛮寺はとざされている。

翌朝行かなければならなかった。

そうして翌朝行った時、驚くべきことが発見された。

死んだと思っていた多聞兵衛が、死なずに活きていたのである。

のみならず娘の民弥までいた。