Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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こじきものがたり

古事記物語

鈴木 三重吉

Lee 古事記物語 (こじきものがたり) de 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 96.723 caracteres · 191 pantallas

Aozora Bunko

とお告げになりました。天皇はすぐに四方へはやうまのお使いをお出しになって、そういう名まえの人をおさがしになりますと、一人の使いが、河内の美努村というところでその人を見つけてつれてまいりました。

天皇はさっそくご前にお召しになって、

「そちはだれの子か」とおたずねになりました。

すると大多根子は、

「私は大物主神のお血筋をひいた、建甕槌命と申します者の子でございます」とお答えいたしました。

それというわけは、大多根子から五代もまえの世に、陶都耳命という人の娘で活玉依媛というたいそう美しい人がおりました。

この依媛があるとき、一人の若い人をお婿さまにしました。その人は、顔かたちから、いずまいの美しいけだかいことといったら、世の中にくらべるものもないくらい、りっぱな、りりしい人でした。

媛はまもなく子供が生まれそうになりました。しかしそのお婿さんは、はじめから、ただ夜だけ媛のそばにいるきりで、あけがたになると、いつのまにかどこかへ行ってしまって、けっしてだれにも顔を見せませんし、お嫁さんの媛にさえ、どこのだれかということすらも、うちあけませんでした。

媛のおとうさまとおかあさまとは、どうかして、そのお婿さんを、どこの何びとか突きとめたいと思いまして、ある日、媛に向かって、