Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(二)

佐々木 味津三

Lee 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) de 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 221.941 caracteres · 435 pantallas

Aozora Bunko

どれほどかれが意気張ってみても、しょせん右門との取り組みは問題になるまいと思われますのに、またしてもそこへ割ってはいろうとしたものでしたから、八番てがら以来すっかりけいべつの度を増している伝六が、さっそくに口をとがらして右門のそでを引きました。

「ちぇッ、身のほどを知らねえ親方だな。あのいもづらのだんなが、またしつこく追っかけてきましたぜ」

いわれて右門もはじめてそれと気がついたようでしたが、しかしわれらの捕物名人は、その秀麗な面のように、心がらのすがすがしいいたって大腹な寛仁長者でした。

「ほほう、さすがは敬公だな。おめえのように、そうがみがみとたなおろしをするもんじゃねえよ。きょうここに詰めかけていた与力同心は、南北あわせて何十騎いたか知らねえが、今の変なあの一番を見て、こいつ臭そうだなとにらんだものは、おれをのぞいてあの敬四郎一人だけじゃねえか。了見はちっと気に食わねえが、さすが腕っききだけがものはあるから、ほめてやれよ、ほめてやれよ」

「だって、あのげじげじ、きっとまただんなのじゃまをしますぜ」

いっているまに、右門と顔を合わせて、こづらにくいせせら笑いをその醜い顔に見せていたようでしたが、ふたりをつきのけるようにしながら駆けぬけると、案の定もう功を争いだしたものでしたから、おこぜのごとくカンカンになっ