Clásicos japoneses con furigana
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こどものかなしみ
号外・少年の悲哀 他六篇
国木田 独歩
Lee 号外・少年の悲哀 他六篇 (こどものかなしみ) de 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 28.584 caracteres · 59 pantallas
そして姉も弟も初めのうちは小学校に出していたのが、二人とも何一つ学び得ず、いくら教師が骨を折ってもむだで、到底ほかの生徒といっしょに教えることはできず、いたずらに他の腕白生徒の嘲弄の道具になるばかりですから、かえって気の毒に思って退学をさしたのだそうです。
なるほど詳しく聞いてみると、姉も弟も全くの白痴であることが、いよいよ明らかになりました。
しかるに主人の口からは言いませんが、主人の妹、すなわちきょうだいの母親というも、普通から見るとよほど抜けている人で、二人の子供の白痴の原因は、父の大酒にもよるでしょうが、母の遺伝にも因ることは私はすぐ看破しました。
白痴教育というがあることは私も知っていますが、これには特別の知識の必要であることですから、私も田口の主人の相談にはうかと乗りませんでした。ただその容易でないことを話しただけでよしました。
けれどもその後、だんだんおしげと六蔵の様子を見ると、いかにも気の毒でたまりません。不具のうちにもこれほど哀れなものはないと思いました。唖、聾、盲などは不幸には相違ありません。言うあたわざるもの、聞くあたわざる者、見るあたわざる者も、なお思うことはできます。