Clásicos japoneses con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lee 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 138.733 caracteres · 274 pantallas
モヤ/\としまして極お毒でございます。其の嫉妬の起った時結構な一首の歌がありますからお教え申します、「雲晴れぬ浅間の山の浅ましや人の心を見てこそ止まめ」という歌ですが、モヤ/\と火の燃えるようで誠に浅ましい了簡で、御亭主が浮気をしたか何うだか、宜く見て悋気を起せばいゝに、そこで人の心を見てこそ止まめというのでございます。それですから悋気の起ってモヤ/\とした時には「雲晴れぬ」そうはいけませんが、お気をお注けあそばせ。扨て多助のお話でございますが、お花は多助の志を見抜いて嫁に往きたいというのですから、浮気のようで浮気でない。親父もお花が多助の所へ嫁に行きたいというのを聞いて心嬉しいから、
杢「さて樽屋さん」
久「誠に有難いことで、樽はお幾つございます」
杢「樽ではない、お前さんと毎日一緒に家の側の葭簀張に休んで話をしている炭屋さんは何処の人ですえ」
久「あれは私の隣で」
杢「お前さんの家を知らない」
久「本所相生町でございます」
杢「あの炭屋さんはお内儀さんがありますか」
久「えゝ彼の人は八月の十五夜に店を開いたばかりで、まだお内儀さん所ではありません」